ビデオ監視の主な目的は、あらゆる場所で常時明瞭な画像を撮影することです。カメラには、照明条件が変化しても高解像度でカラフルな画像が映らなければなりません。昼と夜は、照明条件が異なる2つの基本的場面です。低照度条件下でカメラに十分な光が入らない場合、白黒画像を表示するための主な光補正テクニックとして、赤外線を検討することができます。Univiewでは、ハードウェアカプラーの代わりに独自のPixelSenseテクノロジーが採用されたため、実際の場面の照度を、従来以上に高精度かつ高感度に検知できるようになりました。現在、Easyシリーズの全IPカメラはPixelSenseテクノロジーをサポートしています。
従来型光受容体ハードウェアデザインに伴う制約
カメラで監視シーンの照度検知に使用されている電子部品として、フォトレジスターとフォトダイオードの2種類が挙げられます。これらは赤外線カットを適度にシフトさせて、低照度条件下で光を補正する部品です。これらは光と温度に反応して回路の電流を制御します。照度がしきい値まで低下したことを検知すると、赤外線ランプが起動して光を補正します。ただし、多くの欠点を有しているため、不要なトラブルの原因となります。
フォトレジスターとフォトダイオード
1.画像内の場面でなく、設置環境の明るさを検知する
こうした部品は、実際の監視対象場面の明るさではなく、設置環境周辺の明るさの検知を優先します。光補正が不十分な隅や軒下などに設置した場合、赤外線カットのシフトが早く起こるため、デバイスは、すみやかにカラー画像に切り替えることができません。したがって、こうした検知エレメントを有するカメラでは、設置環境の条件が厳しくなります。
2.ハードウェアの欠点
ハードウェアエレメントは応答速度が遅れがちです。特定の照明条件によって影響を受けた場合、数分経過しないと元の状態に復帰しません。さらに、電子部品は寿命や故障の可能性が高いため、わずかなハードウェアの故障でもデバイス全体を交換しなければならないことがあります。このため、余計な経費がかかります。
3.防水・防塵性への影響
信頼性条件を満たすように製品を設計する必要があります。カメラは、環境に適応して過酷な条件でも安定に動作しなければなりません。ところが、フォトレジスターやフォトダイオードは防水・防塵性に難があります。極端に過酷な天候条件で簡単に破損し、製品の寿命を縮めてしまいます。
PixelSenseで採用されている方法
画期的なPixelSenseは、この点で大きな相違があります。Univiewが推奨する特許取得済みISPスマートアルゴリズムと画素光受容性能を有した先進型センサーを組み合わせることにより、従来以上に正確に昼と夜が区別できます。画像信号が処理される前に、センサーが高精度画素ユニットで取得した情報の照度を効果的に検知し、詳細な照度データを対応する画素のRGB曲線にマッピングし、スマートISPアルゴリズムの適用により曲線をインテリジェントに解析処理して、場面の現在の明るさを判断します。こうして、カメラは、赤外線カットを切り替える必要があるか否かを判断することができます。
PixelSenseを利用した場合のメリット
1.現実の監視場面の照度を検知する
従来型光受容ハードウェアデザインとの最も大きな違いは、PixelSenseテクノロジーに埋め込まれているカメラは、現実の監視場面の照度によってのみ影響を受けることです。このため設置環境の影響を受けなくなり、ユーザーやインストーラーにとって扱いやすくなりました。さらにPixelSenseは、赤外線カットのシフトの精度不足やデバイスの切替遅延が原因ですみやかにカラー画像に戻らない、という問題も解決しました。すなわち、ハードウェアエレメントよりも正確で高感度なのです。
2.故障率の大幅な低下
前述のように、従来型部品を使用すると、水や塵埃などの外部因子によって簡単に影響を受けるため、ハードウェアの故障率が高くなります。一方、ソフトウェアアプリケーションの故障率はきわめて低く、ソフトウェアベースのPixelSenseテクノロジーを採用すれば多くのトラブルが未然に防げるため、ハードウェアの故障による余分な経費が抑えられます。従来の昼夜変化検知法よりも信頼性が高くなりました。
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